2024年度
記入者 学校司書 |
<昨年度の活動・今年度の抱負・計画・その他> コロナ時代がきっかけで、児童全員が学習用端末(タブレット)を持ち、それを活用して学習を行うことが当たり前になりました。脱紙化も進み、データでのやり取りや保存が容易になってとても便利になりました。図書だよりなども、紙の配布をやめデータで児童に配布、掲示のみ紙で行う、という学校が増えてきています。 小松市は読書活動推進の一環として平成24年に発行を始めたブックリスト「本のとびら~おすすめの本」を今年、第3回目の改訂を機にデータのみの配信としました。子供たちは学習用端末で閲覧や記録の書き込みなどを行うようにしていくということだそうです。ただ司書にはタブレットが支給されておらず、いまひとつついていけていない、というのがちょっと悲しい現状です。 なお、本のとびらは小松市立図書館のホームページからダウンロードできます。学校司書が選書、紹介文をはじめレイアウトなどもがんばったので、興味がある方、ご覧になってくださるとうれしいです。 5月現在ひとり欠員で、兼任者がかけもちしています。早く司書がきてほしいものです。 |
2023年度
記入者 学校司書 |
小松市は2010年ごろからおすすめブックリスト「本のとびら」を発行しています。小松市立図書館、空とこども絵本館、小松市立小中学校の学校司書による選定で、5年ごとに内容を改訂しており、今回3度目の改訂にむけて準備中です。今回は紙媒体ではなく、電子媒体のみの形態で作成予定だそうです。子どもたちはタブレットでブックリストを閲覧する時代、なのですね。今後は3年に一度改訂していきたいとのこと。時代の変化の速さに合わせたい…ということなのでしょうか。 最近はタブレットを使って情報を得させるという方針が強く打ち出されていて、ちょっとしたことがらについて図書館で探してみよう、という子どもの姿はめっきり減りました。
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2022年度
記入者 学校司書 |
<昨年度の活動・今年度の抱負・計画・その他> Withコロナの学校生活が定着して学校図書館利用もコロナ前とは変わりました。私の勤務校では、貸し出しでは、休み時間の学校図書館の混雑をさけるため、授業時間内に時間割を守ってクラス単位で本を借りる、借りられる冊数を1冊ふやすなどのやり方が定着しました。その結果、以前は貸し出しが少なかった児童も定期的に本を借りることになり、貸し出し冊数はコロナ前より増加しています。子どもの意思に任せ過ぎず、本に触れる機会をおとなが意識して作ってあげることは、子どもの本離れが進んでいる今の時代には以前より必要だと感じていたので、喜んでいます。 クラス単位での来館で私がつらいのは、本を要領よくスピーディにおすすめするスキルの下手さです。子ども心をそそるツボをおさえ、短いしゃべりがしたいのですが、とっさに出てくる言葉といったら( ;∀;)…。また表紙の絵が古い感じだと、おもしろい本でも借りてもらえません。これも話術が決め手なのでしょうか(´;ω;`)ウゥゥ…。 調べ学習では、ひとり1台タブレットを持つことで、インターネットで手軽に情報を得られるようになったことから、昨年は本の利用は少なかったです。これを受けて、教科関連で図書を積極的に利用させるために、今後はいくつか方策を決めて取り組むということです。こちらも、意識して利用機会を作らないといけないようになってきているのは同じです。 今年は司書部会も開かれているので情報交換は可能なのですが、この報告ではあくまで個人的な感想を書きました。ご了承ください。
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2021年度
記入者 学校司書 |
5月に入って新型コロナウィルスへの危機感があらためて高まり、学校でも緊張しながらの勤務が続いています。とはいっても子どもたちは平和に元気で、喜べばいいような心配なような・・・。 去年、新型コロナウィルスがまだ謎だらけだったころに比べて、今ではけっこう対策のもとでやってみる活動がもどってきました。ただ、ボランティアさんに来てもらうのはまだちょっと…、と慎重にしている学校が多いかもです。司書が集まる機会もほぼ無いに近く、よその情報はわかりません。 ところで、今年度小松市では、義務教育学校として1年生から9年生まで小中合わさった松東みどり学園が、新しい校舎に入り本格的にスタートしています。 小学校と中学校、授業時間をはじめいろんなことが異なる2種類の学校が合体して、いったいどんなふうに学校がまわっているのか、とても興味があります。給食は別々の時間にたべるのかしら? 図書館は一つ、司書も一人。ひとりで小学生と中学生の対応、司書は大変そう!学習で使う本のお世話も9学年分!読み聞かせや本の紹介も! しかも小学生にとっては、小学校には絶対おいてなかった本があり、中学生にとっては、むかし親しんだなつかしい本がいつでもある。ここにも、いいところと、困っちゃうところがつまっていそう。だけど、その前に引っ越し、超タイヘンだっただろうな、お疲れさまです。いちど、のぞいてみたいです、松東みどり学園のあたらしい図書館。 |
2020年度
記入者 学校司書
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新型コロナの影響で学校が休業していた間、司書の勤務は普通通りでした。子どもがいない時ならではの仕事ができた人、普段より児童の受け入れが多くなって大変だった人、身の危険を心配して年休をとる日もあった人、など、学校によってまちまちだったようです。
休業明けは、コロナ予防に対応した新しい学校生活の様式を学校ごとに実情に合わせて決めてのスタートでした。対応の仕方は学校によってやはりいろいろで、私が勤める小学校では小規模校なので、できるだけ以前どおりの利用ができるように、テーブルやいすの配置や、区切り、カウンター越しの飛沫防止、入室前の消毒、順番待ちのマーク、など、対策をしました。でも大規模校や中学校では、閲覧をなしにして貸出のみにしたり、入室の人数制限をもうけたりといったところもあったそうです。 とはいえ、これは休業明けの情報で、その後様子を見ながら調整をしているものと思われます。が、今年度は年5回の司書の研修会もすべてなくなったので、司書同士顔を合わせる機会もなくなり、情報交換できず、実際の動きはよくわかりません。はやく安心して生活できる日が来ることを祈るばかりです。 |
2019年度
記入者 学校司書 |
2018年度度小松市の西尾小学校、金野小学校、波佐谷小学校の3校が統合され、松東みどり学園として旧波佐谷小学校を校舎にスタートしました。それにともなって廃校となった2小学校から、図書をはじめ、備品等を譲ってもらえる、という機会がありました。指定の日に当該校にいってみると、それはたくさんの司書や先生方でにぎわっていて、さながらバーゲン会場のよう。結構ワクワクしながら、おしゃべりしつつ本をえらんで、ものすごい量のおみやげを持ち帰りました。本棚なども手に入ったので、自校の図書室をプチリニューアル、ということもかない、充実感満喫。あつい夏のさかりではありましたが、みんなしてわいわいというのが久しぶりで、楽しめました。 2019年度は、自主研修会(年間5回実施予定)で「遊書」というものを教えてもらえることになったので、楽しみにしています。ポップや掲示物作りに活かせるといいな。もかない、充実感満喫。あつい夏のさかりではありましたが、みんなしてわいわいというのが久しぶりで、楽しめました。 今年は、自主研修会(年間5回実施予定)で「遊書」というものを教えてもらえることになったので、楽しみにしています。ポップや掲示物作りに活かせるといいな。 |
2018年度
記入者 学校司書 |
前年度は司書不足で、6人が2校兼任でスタートしました。順次補充してもらえ、年度末までに4人が専任に戻れました。今年は4月当初、一人足りなくて兼務者がでましたが、今は補充ができて兼務解消、33校33人の司書が専任で勤務しています。 自主研修の会で、毎年やってみたい内容をいくつか出し合って、グループに分かれて研修をしていますが、昨年は兼務が当たっていたので兼務研究班を作り、兼務ならではの特徴や悩みなど、出し合ってよりスムーズに業務するコツをはなしあってまとめて、という活動をしました。兼務勤務を初めて体験しましたが、いつ急に後任者が決まっても大丈夫なように考えながら2校分の仕事を進めるのは思った以上にたいへんな作業でした。今年は一校専任に戻れたので、イベント研究班に入りました。学校により、人によりで、けっこうそれぞれのちがった工夫やアイデアを持っているので、いろいろ教えてもらって楽しみたいです。 |
平成29年度
記入者
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・昨年度の小松市の学校図書館では、図書館の貸出用パソコンをいっせいに入れ替えてもらえて、これまで使っていたものとは違うシステムにかわったことから、慣れるまでたいへんでした。でもおかげでこれまで不都合だった点が解消されたり、使い勝手がよくなったりということもあり、うれしいことでした。 ・小松市でH24年作成し配布していた市民のためのブックリスト「本のとびら」は、改訂版が今年できあがり、就学前編、小学校編、中学校編の3種リーフレットとしてリニューアルしました。小松市立図書館、空と子ども絵本館、小松市立小中学校図書館が選書に関わって作成したものです。 ・ここ数年、高校との連携を始める中学校が出てきました。高校生にビブリオバトルを伝授してもらうなど、交流をしています。 ・小松市は22年に司書が全校配置となり、そこは今も変わりませんが、現在司書が不足して、2校兼任になっている人が6名います。昨年は9人退職したので(うち3人は出産のための退職でした)なかなか人がいないようで、困っています。早く決まってほしいです。 |
平成28年度
記入者
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小松市の学校司書は、昨年度中、出産のための退職者2名、転職などが5名、ありました。長年がんばってこられた司書とのお別れが多くあったこともあり、年度末はさびしさやら心もとなさやら、くやしさのようなものやら、でもどうにもできない無力感やら、いろんな気もちが押し寄せて、正直元気がでませんでした。 今はさすがに気分を切りかえてがんばらなくちゃと思っています。現場の忙しさはあいかわらずですが、今年は流されずに立ち止まって考えなさい、と、天の声が聞こえている気がしています。 |